ほとんどのカリフォルニアの公立学校では5月の上旬から中旬にSBA(Smarter Balanced Assessment Test)のField Testを行います。かねてからご案内させて頂いてきたように、アメリカの公立教育は2014−15にかけてCommon Core State
Standardsという全米基準の元に大きく変更されます。お子様の学校でも先生が今までの教科書から、コモンコアのプリントや手作りのテキスト等で授業を始めているかもしれません。
それにともなって、標準テスト(California Standard Test)が無くなり、SBAが取って代わることになります。本年度はその導入試験という意味合いを持っている学校区が多いようです。
(来年度からは本格的に導入され、その結果によって次年度に取るクラスが決定します)
このSBAですが、PCを使っての試験で、コンピュータの使い方の上手い下手も重要なポイントになります。また、今までは選択式で、とにかくどれかを選んでいれば運良くポイントがもらえたのですが、SBAではExplain why(理由を説明しなさい)という項目が多く出てきます。さらに図形を描いたりすることも要求され、生徒の理解度をテストする意味合いが強くなっています。
先日、ある生徒さんにオンラインでSBAの問題練習をしてもらいました。SBAの当該学年相当の問題を用意して解いてもらい、解説したのですが、問題の意味を理解したり、問われていることを把握するのが大変な問題もありました。文章題が多く出題されますので、英語の読解力も必要になります。
一方、一度解いてみると要領がわかるようになる問題も多いですね。例えば、答えが複数ある問題もあります。単純に一つだけの答えを見つける問題ではありませんから、時間もかかります。その前に問題が何を求めているのかをしっかりと把握し、答えを自分で作らなくてはなりません。
いずれにせよ、一度問題を解いてみることは必要でしょう。GATEで練習問題は用意できますので、SBAテストに関してのご質問など、ご遠慮なくご連絡ください。