現地校の成績は本人も、もちろん親御さんにとってもとても気になるところです。特に、アメリカの勉強の進め方や成績の付け方が日本と大きく違うために、本人も親御さんも戸惑ってしまうことが多いのではないでしょうか。
そこで、大まかですが、現地校の勉強についてまとめてみました。ここに記載していることはあくまでも一般的なことですので、わからないことなどはそれぞれ通われている学校や先生に相談してください。
【成績をチェックする】
日本と大きな違いは、自分の現時点での成績を毎日ウェブサイトでチェックできることです。日本ではよほど宿題や課題を出さなかったり、中間・期末で悪い点数でない限り、先生から呼び出されたり、注意されることはないかもしれません。ですので、自分が学期末にどのような成績になるのかは開けてみるまでわからない。しかし、アメリカでは小学校でも全ての提出物・宿題・小テスト・大きなテストの点数がウェブサイトでリアルタイムに確認できます。というより、確認するのが生徒と親の役目です。常にチェックして自分の成績の根拠を知る必要があります。宿題の未提出、テストの採点、レポートの出し忘れ、それぞれが成績にダイレクトに反映します。先生もつけ忘れ、採点ミスなどがあります。その時はすかさずアピールしましょう。学期が終わってしまった後は修正はしてもらえません。子供一人ではアピールが不安という場合には親の出番です。
【成績の決め方】
日本ではほとんど場合、中間・期末テストの結果が成績を左右してしまうようです。ですので、逆に言えば、テスト勉強をしっかりやっておけば、そこそこの成績が取れるという事にもなります。しかし、アメリカでは担当の先生が全ての提出物・テスト・小テストに成績への点数配分を決めています。
例えば: Homework 25%・Quiz 25%・Final 30% ・Class participation 20%という具合です。宿題を出さないでいると他が全て100%でも最終成績は75%でBになってしまいます。Class participationとは教室内で積極的に発言したり、発表したりすることです。日本と違って先生がひとりづつ指していくということは少ないので、とにかく何か発言することも必要です。
とにかく、毎日の提出物やクイズをしっかりやっておけば、Final(期末テスト)を除いて70%を得ることが出来るのですから、テストを頑張ればAになるということです。逆に普段さぼっていると、最後に頑張っても成績は上がらないということになります。現地校の勉強が毎日の積み重ね、というのは上に書いた【成績の決め方】によるからです。そして、そのプログレスをしっかりと把握するためにも学校区のウェブサイトで毎日成績をチェックして、常に高い%を保っていく必要があります。
また、日本と違うのは、今の学年の成績によって次の学年で取る科目や科目のレベルが決まってしまうということです。とにかく学年が上がればみんな一緒のスタートをする日本と違って、アメリカは前年までの履修科目と成績で次のステップが決まります。その積み重ねが高校最終学年で大きな差になってしまうのです。
どうせ日本に帰国するのだから、現地校はそんなに頑張らなくてもいいのでは、というお考えの方もおられるでしょう。しかし、毎日通う学校の成績が悪い、テストも低い、というのは本当に苦痛だと思います。日本では結構上位にいたお子さんが現地校の成績が悪くなると自信も無くなるでしょう。まずは、親御さんが学校の勉強のシステムを理解して頂き、お子さんの成績アップをサポートしてあげてください。
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Bethany Coombs (木曜日, 02 2月 2017 18:27)
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